Developer's Voice
開発者の思い
Point
開発するときに心がけているポイントを教えてください
商品を開発するときは、どのようなお客様に向けてなのか、どのような目的に使用するのかなどを細かく決めるところから始めます。
例えば、男性向け、女性向け、男女兼用によって着用感や強度、使用シーンも異なりますし、スポーツ用のサポーターであるか、年齢を重ねた方が不安定感を和らげるために使用するサポーターであるかなど・・・まず様々なコンセプトを決め、最後までそのコンセプトからブレないように心がけています。
Challenges & Difficulties
開発をしていて難しいと感じるときはどんな時ですか?
多くの方に使用していただくようなサポーターを開発するときは、男女の違い、年代の違いによっては骨格や肉付き、筋力が違うため着用感も大分異なるため、様々方々に着用感のモニターを取りながら、適用のサイズを見極めながら設計するところが開発をしていてとても難しいと感じます。
私たちはサポーターを作るために、さまざまな特殊素材を取り扱い、異なる特性のある生地同士を合わせて、機能性の高いサポーターを開発する機会も多いですが、各生地同士の伸び方向や伸び方などがそれぞれ違うため、その相性を見ながらも、生産時に縫製しやすいかどうか、コンセプトから外れていないかを検証して考えないといけないところもまた難しいです。
Attractive Culture
丸光産業の魅力は何ですか?
丸光の企画部は、パターン、筋肉の構造、デザインなど幅広い知識が必要となり、他の会社では様々に分業されている業務、例えば、パターンを起こす、資材を探す、試作する、自ら試着し調整する、社内の方にアンケートを取る、等々の業務も企画が担っています。時には資材メーカーと交渉もします。「開発だけしていればいい」という部署では無いので、大変ですが、みんなで作っているという実感もあり、やりがいがあります。それが丸光の魅力の一つだと思います。
あとは、現在の繊維業界は、人件費削減などの理由などにより海外へ生産拠点を移す企業が多く、日本国内で、企画から生産まで行える工場が減ってきている状況の中、自社で全てを一貫して行える工場は稀だと思います。自社一貫生産のため、開発をスピーディーに進められるため、お客様からの要望をより早くカタチにすることができます。更に、他部署との連携・意思疎通もスムーズにできるので、生産の途中で間違いが起こりにくく、高品質を保つことができることも丸光の魅力です。
The Future
今後の展望はありますか?
今までにない新しい価値観の創造、例えば、新しい市場の開拓、新しい売り方、今までにない新しいサポーター製品を生み出すことを通して、多くの方の健康に寄与していきたいと考えています。
人生100年時代到来において、人々がより過ごしやすく楽しく過ごせるよう、サポーターとして何ができるのかを考え続けて、健康生活を送るお手伝いができればと考えています。