DX独特の形状「ハイバック設計」誕生

ウェーブラインは、4枚のパーツ毎にそれぞれ素材と伸び方向を変えるという、今までにない全く新しい設計です。こうして前面部には縦方向に伸縮しやすいように、後面部には横方向に伸縮しやすいようにFINEXを配置しました。そして、横ブレを防ぎたい左右側面部には横方向に伸縮しにくいように以前に使用していたTi-αを配置しました。

ひざの曲げ伸ばしを繰り返すことで、通常はズリ下がりとズリ上がりが発生しますが、ウェーブラインの構造により、ひざ周りはどのような動きでもジャストフィットし、常に同じ圧迫・固定を維持することができました。

さらにすべり止め効果を上げるため、DX独特の形状「ハイバック設計」（後ろのパーツが前のパーツよりも高い）が生まれました。この形状にすることで、前面部のズレを後面で支える効果を発揮させます。更には、上口部分にナノ加工テープを施し、ズレ防止を強化しました。

サポーターをどの位置で履けば良いかという装着者の悩みに応えするべく、ガイドラインも着けました。こうしてさまざまに試行錯誤した結果、やっと「皮膚感覚ひざサポーターＤＸ」が完成しました。

【コラム】第15回 つけていない、着け心地